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漫画のネタバレ記事どこまでOK?「闇金ウシジマくん」著作権違反問題を小学館の法務に電話で聞いてみた

2018 12/11
漫画のネタバレ記事どこまでOK?「闇金ウシジマくん」著作権違反問題を小学館の法務に電話で聞いてみた

少し前に「闇金ウシジマくん」の
画像や文字がYouTube上に
無断アップロードされた著作権違反裁判で
東京地裁が発信者情報の開示命令を出した件。

ネタバレサイトやネタバレ動画が
はびこる中で、どんな内容がダメなのか?
どんな内容ならOKなのか、
「闇金ウシジマくん」を発行している
小学館の法務に電話して聞いてみました。

目次

「闇金ウシジマくん」著作権違反問題

まず先になぜ、「闇金ウシジマくん」の
著作権違反に関して問題になったか
ということについて説明していきましょう。

僕が発見したのは

『YouTube「闇金ウシジマくん」のネタバレ投稿は違法…「発信者情報開示」命令』

という記事でした。

この記事の内容を見ていきましょう。

小学館は11月28日、YouTube上に無断アップロードされた漫画の画像や文字情報について、東京地裁が、YouTube社(米・カリフォルニア州)に対して、発信者情報の開示を命じる仮処分を決定したと発表した。決定は11月27日付。同社は「漫画そのものだけでなく、文字だけを抜き出す投稿の違法性も認定された」と、その意義を強調している。

小学館広報室によると、問題になったのは、人気漫画『闇金ウシジマくん』(真鍋昌平さん)だ。YouTube上に、著作者に無断で、漫画の画像や文字情報がアップロードされていた。同社は今年10月、東京地裁に発信者情報開示の仮処分を申し立てた。

出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181128-00008921-bengocom-soci

上記は記事の一部抜粋ですが、
YouTubeに「闇金ウシジマくん」の
あらすじの画像及び文字が無断アップされており、
出版元の小学館は裁判所に
アップした人の情報開示をする裁判を
YouTube社に起こしたというものです。

そして、裁判所は発信者情報を
開示するような仮処分を下しました。

このような内容を説明しなくとも、
『漫画村』や『アニチューブ』問題で
画像や動画などを無断アップしては
いけないことはわかっていますよね。

しかし、上記の『漫画村』や『アニチューブ』
などの海賊版サイトだけではない
YouTubeでも同じようなこと、
そして、文字だけで紹介される
ネタバレ投稿が行なわれていることが
今回の焦点でもあります。

吹き出し文字のみの投稿も違反

今回の裁判で小学館は、

「漫画の画像だけでなく、吹き出し文字のみを抜き出した投稿」

これに対しても同様に違法だと
判断するということで、
新たな違反行為についても
確認されました。

これについて思い当たる方もいると思いますが

「漫画のネタバレサイト」

というのがあると思います。

「漫画 ネタバレ」で検索すると
たくさん出てきますよね。

そのようなサイトになります。

そのようなサイトの中でも
漫画の一部画像、
漫画内の「吹き出し文字」
が永遠と書かれている記事も
ありますよね。

このようなネタバレサイトも
小学館は厳しく戒めるとの
コメントを出したようでした。

ネタバレサイトはどこまでOK?

そこで僕自身も漫画のネタバレサイトを
運営してみたいと思っていましたので
実際に小学館の法務に電話をしてみて
今回の裁判についての内容、
どのようなことが違反なのか、
逆にどのようなことがOKなのか
聞いてみました。

 

キツネ:今回、「闇金ウシジマくん」の画像や文字の違法アップ問題で、どのような部分が違反だったのでしょうか?

小学館法務:今回の場合は、「闇金ウシジマくん」の画像や吹き出し文字、つまりセリフをそのまま使用していたことが問題になります。

キツネ:今後漫画のネタバレサイトを運営しようと思っているのですが、どのような内容であればOKでしょうか?

小学館法務:先程言った通り、画像やセリフをそのまま使用していたということが違法ですので、個人的感想などの記事であれば問題ありません。

キツネ:描写やストーリーを漫画内のセリフを使わずに説明したりするようなネタバレ記事であればどうでしょうか?

小学館法務:描写であれば問題ありません。セリフをそのまま使用したということが今回の著作権違反ですので、描写や感想はそれに該当しません。

キツネ:では、その記事に「漫画名 ◯◯話 ネタバレ」というようなタイトルをつけてもよろしいでしょうか?

小学館法務:「ネタバレ」という言葉は著作権違反に関することではありませんので、タイトルにつけていただく分に関しては問題ありません。

 

 

上記の電話のやり取りから以下のようなことが
わかりました

小学館のネタバレサイトのOKライン

・画像やセリフをそのまま使うことはNG
・漫画内の描写を自分の言葉で説明したり感想を書くのはOK
・ネタバレというキーワードについてはOK

しかし!その後、再度小学館、そして集英社の法務にも
聞いてみたところ、以下のような回答が。

「著作権法第32条1項の内容に従って判断します。」

著作権法第32条

つまり引用に関する内容ですね。

なので、

「漫画内の描写を自分の言葉で説明したり感想を書くこと」

これは、ものによっては
著作権違反だと判断される場合も
あるとのことでした。

つまり、画像やセリフを使用していなくとも
その作品のストーリーを元にしたネタバレ内容
の記事なら対象になる可能性はあるとのことでした。

しかし、裁判になるのは、サイト運営者が
対応しなかった場合なので、
問い合わせ先をつけておいて、
削除対応をすればひとまずは問題ないでしょう。

まとめ

描写の中には「必殺技の名前」
「人物の名前」なども出てきますが
例えばWikipediaのような
説明であればOKだと思われます。

人物名や技の名前などは使用していますが
漫画内のセリフをそのまま使用している
わけではありませんからね。

Twitterに投稿されたもの、
動画共有サイトに投稿されたもの
ネタバレサイトに投稿されたもの
どれに漫画の画像やセリフを
そのまま使用することは
著作権違反なので気をつけましょう。

それでは!

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